ちょっと変わりダネのフィギュアケース

アクリル製品として、よく思い浮かぶのは「フィギュアケース」です。弊社で手掛ける機会も多く、使用される頻度も多いと思います。

そのほとんどは、箱状の被せと土台で構成されております。

ですが、今回の品は異なりまして…

   円筒状になっております。

箱状のケースですと、角面は死角となりますので、ケース内にフィギュアを設置する際に「ベストポジション」を考える必要があります。

この様な筒状ですと、天面の合わせ目以外は死角が無くなりますので、様々な方向から鑑賞を楽しめます。

こちらのケース寸法は、カバー部が直径70㎜、ベース部が直径90㎜、高さは100㎜となります。

カバーとベースを樹脂製のキャップネジ(六角形)で締め付ける仕様です。

今回装飾に使用したフィギュアは、20年以上前に、同僚と一杯やった後、通りすがりのおもちゃ屋さんで酔った勢いで購入したものです。

分かる人には分かる品かと思います…

   細かく見ていきますと…

フィギュアを設置する座面を、おのおので色を変えております。

まずは「つや消し黒」です。

こちらの様なロボット系を飾るには、フィギュアが締まって見えていい感じです。

続いて、「つや消し白」。

ロボットのデザインと相まって、未来的な感じが出ます。

最後に「乳白色」。ギョウカイでは「乳半」と呼ばれます。

こちらは、カワイイ系を飾る際に、清楚感が出て雰囲気良く展示できると思います。

尚、これらのケースは製作から4年経過しております。

目を凝らして見ると、アクリル材の合わせ目部分に、細かな気泡や白化という「退化」が生じております。

使用する月日の経過により、「退化」は避けられない現象です。

その状況も含めてご覧頂ければと考え、今回は掲載致しました。

 この品物を製作したノウハウを基に…

以前より掲載しております「かっぱ巻きケース」の製作へと発展した次第です。

こちらのリポートも併せてご参照ください。

プラモデル寿司展示ケース製作編 (sankyojushi.co.jp)

求めている形状が市販品では見つからない、フィギュアのサイズに合うケースが無い、ひと工夫加えた展示をしたいと云うご要望にお応え致しますので、

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